JR三輪駅縁結び広場 Vol.9 ブックフェスタ・ジャパン2025in三輪開催!

JR三輪駅 縁結び広場Vol.9
ブックフェスタ・ジャパン2025in三輪

日時/2025年10月5日(日)10:00〜15:00
会場/JR万葉まほろば線「三輪駅&駅前広場」


開催報告

名称 JR三輪駅 縁結び広場 Vol.9 ブックフェスタ・ジャパン2025 in三輪
日時 2025年10月5日(日)10:00〜15:00
会場 JR三輪駅の駅舎(臨時券売室ほか)および駅前広場
内容 「駅」を交流拠点として、新しい感性や知性との出会いの場を提供する。
主催 JR三輪駅「縁結び広場」実行委員会、三輪まちづくり法人㈱リアライズ
企画・協力 さこすて@みわ

ブックフェスタ・ジャパン2025 in三輪

今回のテーマは「学びの秋、未だ見ぬ感性や知性との出会い。」です。全国イベントであるブックフェスタ・ジャパンの三輪会場として開催し、各地から参加したライブラリーの皆様が、独自の視点で選書・展示を行いました。と同時に、各界で活躍するクリエイターの方々にもご参加いただき、その感性に触れる講演会やライブを行いました。

《駅前広場 会場》

■出張ライブラリーによる書籍の展示・販売
普段の書店や図書館とは一味違う、キュレーターの想いが詰まった本棚は、来場者と本との予期せぬ出会いを生み出しました。好奇心を刺激する喜びと学びに満ちた貴重な機会となりました。


1)「無人駅本店・歩く本棚」さん(東京)
テーマ:学生さんの進路のヒントになる「大人百科」のような本


2)ホトリヲ -hotolio-さん(大阪)
テーマ:ヒト、モノ、コト、マチ


3)さんとしょさん(兵庫)
テーマ:接続詞としての本(ワークショップも開催)





4)Open Innovation Biotope “Sea”さん(東京)
テーマ:はたらくに関する本

5)さこすて®ライブラリー(大阪)
テーマ「駅とまちづくり」

6)太鼓打源五郎 販売・サイン会
本イベントの実行委員であり、作家としての顔も持つ太鼓打源五郎さんが、地元・三輪代表として出店しました。ご自身の著書である『何がら年中饅頭祭』を携えての販売・サイン会。普段は運営側としてイベントを支える源五郎さんが、一人の「表現者」として来場者と語り合いました。

■クリエイティブ・トークライブ

竹村優里佳さん講演会
[10:20〜10:50]

地元・三輪出身の建築家、竹村優里佳さんを特別ゲストにお迎えし、クリエイティブ・トークライブを開催しました。


竹村さんは、大阪・関西万博において「優秀若手提案者」に選出。世界各国からの来場者を迎えた展示作品『Trace of Earth/地球の形跡』を手掛けた、今最も注目される建築家の一人です。トークライブでは、万博作品が生まれた着想の原点や、制作プロセスの裏側をたっぷりとお話しいただきました。


作品/大阪・関西万博「Trace of Earth/地球の形跡」


現在はサンフランシスコと奈良の2拠点で活動されている竹村さん。その設計思想の根底には、生まれ育った「三輪」の街があるといいます。 歴史や既存のものを再解釈し、テクノロジーと融合させることで「自然と共にある建築」を探求する竹村さんのお話は、参加者にとって、自分たちの住む街の価値を再発見する貴重な機会となりました。

建築家/竹村 優里佳
1991年、桜井市三輪生まれ。Yurica Design & Architecture主宰、一級建築士。奈良と海外(SanFrancisco)を拠点に、歴史や既にあるものへの再解釈を着想にテクノロジーと融合させ未来にひらき、自然と共にある建築の在り方を探求。

■物語と交流するライブエンターテイメント

紙芝居のガンチャン
[①11:00~、②13:30~/各30分]


今話題の人気紙芝居師ガンチャンを迎え、紙芝居ライブを開催しました。今回のテーマは「物語と交流する」。単に物語を聴くだけではなく、観客全員がその世界に飛び込んだような、一体感あふれる時間となりました。



公演が始まると、ガンチャンの軽妙な語り出しに一瞬で会場の空気が変わります。子どもたちは身を乗り出し、大人も日常を離れて物語の世界へ。会場との対話を繰り返しながら物語が展開されるため、情景を思い浮かべながら、ガンチャンと一緒に物語を旅しているような感覚に包まれます。



ハラハラ・ドキドキの展開のあとには、観客とガンチャンの掛け合いから生まれる大きな笑いの渦が巻き起こりました。「物語を一方的に受け取るのではなく、その場で一緒に作り上げる」というライブエンターテインメントならではの醍醐味に、会場全体が温かな熱気に包まれ、世代を超えた交流が生まれていました。


紙芝居屋のガンチャン
2009年に全国で紙芝居公演を行う「ヤッサン一座」に入門。2010年に独立し、海外公演もスタート。2019年一般社団法人「社会の窓社」を設立。テレビやWebで紙芝居の魅力を発信し、国際大会やオーディションを主催。海外公演多数、国際交流にも注力。

■「近畿大学 建築学部」×「三輪」

学生が描く「無人駅」の未来
優秀作品の発表会
[12:00〜13:00]
近畿大学 建築学部の学生さんが「三輪駅を活用した地域再生」をテーマに企画を考案。優秀提案者による発表会と企画ポスターの展示を行いました。

まずは、担当教員の浦井亮太郎助教より、本プロジェクトの主旨についてお話しいただきました。この企画は、学生たちが実際に三輪の街を歩き、歴史や文化を読み解きながら、JR三輪駅の新しい活用方法をハード・ソフト両面から検討してきたものです。




当日は、コンペを勝ち抜いた受賞者7名のうち、選抜された3名が登壇。「夫婦の時間を育てるチャレンジショップ」や「地域のおばあちゃんを起点として交流の輪を広げる食堂」、「ガチャの偶発性を利用して観光客と地元の飲食店とを結ぶ仕掛けづくり」など、学生ならではの自由な発想と、緻密なリサーチに基づくリアリティのある提案が披露されました。


三輪の街を「自分事」として捉えた若者たちの真剣な眼差しに、会場の参加者からも「街の新しい可能性を感じた」と大きな拍手が送られました。



企画ポスターの展示風景

《駅舎会場(臨時券売室ほか)》

■学びのカフェ
サンドイッチ&ドリンクの販売
運営:カレーサンド屋「だらだらするだら? 」さん(大阪府豊中市)

大阪府豊中市の庄内を拠点に活動する陣内巧さんが手がけるカレーサンド屋「だらだらするだら?」。 現役大学生である陣内さんは、庄内での空き家活用を通じて地域コミュニティを創出する学生起業家でもあります。三輪の街にも定期的に出店いただき、すでに新しい交流の種をまいてくださっています。 当日はこだわりのカレーサンドを提供しながら、来場者と熱心に談笑する姿が見られ、地域や世代を超えた「まちづくりの交差点」となっていました。

ご当地かき氷「三輪しろくま」
運営:実行委員会

9月のイベントで初お披露目をしたご当地かき氷「三輪しろくま」が今回も登場。

■鉄道参拝記念券の進呈

「JR三輪駅 縁結び広場」では、乗車券をイメージしたオリジナルの記念券に、”さこすてみわ“として復刻した「三輪駅スタンプ」を自らで押印していただきます。イベントへの参加の際はぜひ記念品として。

■三輪駅おもひで写真展の開催

地域の方からご提供いただいたJR三輪駅や周辺地域の懐かしい写真をパネルとして展示。

イベントを振り返って

今回の『縁結び広場 Vol.9』が目指したのは、駅に「知性」と「感性」を吹き込み、誰もが立ち寄りたくなる「街の居間」をつくるという試みです。

世界を舞台に活躍する建築家の視点、物語を通じて交流の輪を紡ぐクリエイターの感性、未来を真剣に描く学生たちの情熱、そして一冊の本を介して生まれた会話。 そこには、立場や世代の垣根を超えて、三輪という街の「記憶」と「未来」が鮮やかに交差する時間がありました。

イベントを通じて結ばれた「縁」は、単なる一日の思い出に留まらず、これからのまちづくりを動かす確かなエネルギーになります。

このイベントの主役は、ここに集い、関わってくださるお一人おひとりです。 次なる三輪の物語を、私たちと一緒に描いていきませんか。

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