JR三輪駅縁結び広場 Vol.3「桃の節句 お餅つき縁日」/2025.3.2

JR三輪駅 縁結び広場Vol.3
「桃の節句 お餅つき縁日」開催!

日時/2025年3月2日(日)10:00〜15:00
会場/JR三輪駅&駅前広場


開催報告

名称 JR三輪駅縁結び広場 Vol.3「桃の節句 お餅つき縁日」
日時 2025年3月2日(日)10:00〜15:00
会場 JR三輪駅の駅舎(臨時券売室ほか)および駅前広場
内容 新しい地域の交流拠点を目指して、グルメ出店、ライブ演奏、地域情報の発信を行う。
主催 JR三輪駅「縁結び広場」実行委員会、三輪まちづくり法人㈱リアライズ
企画・協力 さこすて@みわ
協力 奈良県、JR西日本、ならSLOW&LOOP推進協議会

■お餅つき縁日

運営:実行委員会&有志のみなさん
協力・技術指導:吉方庵 吉田さん、萬春堂 岩井さん



駅前広場を会場に、桃の節句にちなんだ「3色のお餅つき」と、「ぜんざいの振る舞い」を実施しました。子どもたちに伝統的な杵と臼でお餅をついてもらい、その風味をぜひ味わってもらいたいためです。

なんと今回はご厚意により、プロの和菓子職人さんのご指導を仰ぎながら開催させていただきました。地元三輪に製造拠点をお持ちの「吉方庵さん」と、奈良市や生駒市でお店を構えておられる「萬春堂さん」です。

さらに!お餅丸めからぜんざいの振る舞いまで、たくさんの有志のみなさんのご支援・ご協力をいただき、安心してたくさんのお客様をお迎えすることができました。主催者一同、心より感謝申し上げます。

「お餅つき体験」の整理券を求めて、早くからたくさんの方に並んでいただきました。午前の部は約60名、午後も約40名と定員20名を超えてご盛況となりました。



「お餅つき体験」は、プレーン(白)、ヨモギ入(緑)、古代米の赤米入(赤)を3ヵ所に分かれて同時にスタートしました。今回は特別に友人である農家さんのご協力を得て、栽培中に農薬を使用していない特別栽培のもち米(白、赤の2種)を譲っていただきました。ちなみに白のもち米は宮崎県の高千穂産、赤米は明日香村産です。かなり贅沢です!!


プレーンのお餅は千本づきで!
プレーン(白)のお餅は、千本づきと呼ばれる方法で行いました。複数で石臼を囲みながら、それぞれが細い杵(棒)を持って一斉にお餅をつく方法です。一体感を感じながら貴重な楽しい経験をしていただけたと思います。



ヨモギのお餅
一方、ヨモギ入の方は一般的なスタイルで開始。順次、ぺったん!ぺったん!とついていきます。子どもたちのほとんどはお餅つきが初体験だったと思いますが、保護者の方でも初めてという方が結構いらっしゃいました。



赤米のお餅
こちらは古代米の赤米を使用したお餅です。今回使用した古代米は赤が映えるよう極力精米を抑えた玄米を使用しています。お米の粒がしっかりしているので混ざりにくいのですが、吉方庵の吉田さんに状態に整えていただきながら、みんなで一生懸命ついて美味しい赤餅に仕上がりました。

お餅丸め
つき上がったお餅は、萬春堂の岩井さんのご指導のもと、温かいうちに切り分けて、有志のみなさん総動員で丸めていきました。今回は、小さいお子さんでも食べやすいように三色団子程度に小さくしました。湯がく際に火が通りやすく衛生面でも安心です。




3色餅ぜんざいが完成!
可愛く丸めていただいた3色のお餅を湯がき、吉方庵さん特製の粒あんのお汁をかけて「3色餅ぜんざい」がめでたく完成です。販売開始前から長蛇の列が(汗)。今回、小学生以下の子どもさんには無料でご提供しましたので、気兼ねなくお餅の追加(これぞ替え玉!)もしていただき、お餅を美味しく味わっていただけたので企画の本願が成就されたと嬉しい気持ちです。1日で計260杯をお召し上がりいただきました!



ひみこちゃんもご賞味!
桜井市のマスコットキャラクターひみこちゃんにもご来場いただき、つきたての「3色餅ぜんざい」を振る舞いました。多分、ひみこちゃんは小学生以下なので、お代はいただきませんでしたよ。

■駅舎活用(臨時券売室ほか)


普段は使われていない駅舎の「臨時券売室」では1日限りですがJR西日本さんからお借りしてショップや受付窓口として活用。鉄道のピクトグラムを用いたサインを採用し、駅舎の雰囲気を活かしたイベント空間を演出。駅舎設計のプロである「さこすてメンバー」(ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱)のみなさんにデザイン・制作していただきました。



カレーサンドの販売
カレーサンド屋「だらだらするだら?」さん(大阪府豊中市)

現役大学生の起業家による豊中市庄内生まれのカレーサンド店が今回も登場!代表の陣内さん(大阪大学)、成行さん(関西大学)、田村さん(関西大学)による出店です。雨模様だったため数量を控えめにしたというカレーサンド45人前は正午を待たずして早々に完売!!



フリーコーヒーの提供
カレーサンド屋「だらだらするだら?」さん(大阪府豊中市)

カレーサンド販売とは別の視点からご提供いただいた「フリーコーヒー(無料提供)」。ここにも長蛇の列が!フリーコーヒーとは、コーヒーを媒介としてコミュニケーション機会を創出するための手段であり、世の中で広がりつつあるといいます。今回90杯を振舞っていただきましたが、豆をミルで挽くところから始める本格ドリップコーヒーのためまさに大仕事!!大変お疲れ様でした!



鉄道参拝記念券
運営:さこすて®みわ

三輪駅での思い出を大切にしてもらおうと考案された「鉄道参拝記念券」。乗車券をイメージしたオリジナルの記念券に、”さこすてみわ“として復刻した「三輪駅スタンプ」を自らで押印していただきます。




三輪文学まち歩きスタンプラリー
運営:さこすて®みわ

三輪のまちは、記紀万葉だけでなく、平安から近代までたくさんの文学作品に登場します。三輪のまちなかに点在する文学スポットを巡るスタンプラリーを開催し、新しい周遊の楽しみ方を提案。すべてを巡ってスタンプ帳をコンプリートした方には鉄道グッズをプレゼント。

三輪駅おもひで写真展
運営:さこすて®みわ


地域の方からご提供いただいたJR三輪駅や周辺地域の懐かしい写真をパネルとして展示。「駅」という思い出が詰まった地域の拠点で、幅広い方々に三輪の地域性やかつてのまちの風情を感じていただきました。

■駅前広場



二胡コンサート
二胡奏者 服部 孝志さん

伸びやかで透明感のある二胡の音色で会場を包み込んでいただきました。「三輪駅縁結び広場といえば二胡演奏」と言われるほどに服部さんの音色は三輪駅には欠かせないものとなっています。表現力の豊かさに加えて、お子さんからご年配の方まで楽しめる豊富なラインナップも服部さんの演奏の魅力です。



千本つり
運営:子育て支援団体ほほえみさん

「このヒモを引っ張ったらどのお菓子が当たるかな?」そんな楽しい遊び心の詰まった「千本つり」は子ども達に大人気です。“子育てをもっとたのしく、もっとらくに!”をスローガンに、子育て世帯の支援をされている「ほほえみさん」に今回運営をお願いしました。開始早々に列ができ、あっという間に35人分がソールドアウト!やっぱり千本つりは子ども心をくすぐりますね!



ストラックアウト
運営:「子育て支援団体ほほえみ」のみなさん

狙ったところにボールを投げるのは大人でも難しいもの。子どもたちが思った通りの番号を射止められるようにサポートしながら、子どもたちのワクワク感を育てる“ほほえみ流ストラックアウト”には総勢73名の子どもたちがチャレンジ!


桜井市VR観光体験
運営:桜井市役所 まちづくり部のみなさん

桜井市内の古墳や神社仏閣などの名所や美しい景色を360度のパノラマ画像で紹介。まさに現地を訪れているかのような臨場感で子どもたちは大興奮!

イベントを振り返って

今回の「お餅つき縁日」は、三輪の枠を少し越えて桜井市内全域の子どもたちが三輪に来て楽しんでもらえたらとの思いから企画がスタートしました。開催前にたくさんのお問い合わせをいただき手応えを感じていましたので、当日は雨模様にもかかわらずたくさんの方々にご来場いただけました。
「JR三輪駅」に人が集う仕組みづくりを通して三輪のまちなかの活性化に寄与したいと活動を進めていますが、今回のイベントへの来場者からも「生活圏外の三輪であっても公共的な『駅』が会場だと参加しやすいです」というお声もいただきました。駅という空間は、無色透明でニュートラルなイメージを持っていただける特別な場所なのかもしれません。また、偶発的に遠方から電車でお越しの方にもご縁をいただけることから、改めて「出会い創出の場」としての駅の力を再認識できましたので、今後の活動の励みにしたいと思います。

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